多嚢胞性卵巣症候群の症状と治療(女性不妊)

不妊治療(原因や治療法)

多嚢胞性卵巣症候群

多嚢胞性卵巣症候群は排卵の時期になっても、卵巣の外側の膜がかたく、排卵できなくなる病気です。
主な症状

●基礎体温の乱れ
●生理不順
●排卵がまったくない等

多嚢胞性卵巣症候群の特徴

多嚢胞性卵巣症候群の図解

多嚢胞性卵巣症候群の症状

やせ型の女性も発病する多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)も不妊の女性によく見られる病気です。これは排卵障害の代表的な病気で、排卵の時期になっても、卵子が卵巣から飛び出せないという状態になります。卵巣の外側の膜がかたいために、卵子がその膜を破れず、排卵できなくなります。
この病気になると、体はなんとか排卵させようとして、排卵をうながす黄体形成ホルモン(LH)を常時多量に分泌します。そのため、多嚢胞性卵巣症候群の患者さんは、このLHの値が常時高値を示します。また症状としては、基礎体温の乱れ、高率で生理不順がみられます。なかには排卵までに長時間を要する人や排卵がまったくない人もいます。
ちなみに、この病気になる人には肥満傾向が高く、多毛で声が低音の人が多いとされます。このため、原因に男性ホルモンの分泌異常が関係しているのではないかと言われています。ただ、これはあくまで一般的傾向であり、やせ型の人や多毛などでない多嚢胞性卵巣症候群の人も多くいます。

多嚢胞性卵巣症候群の治療

治療には、通常、排卵誘発剤が用いられます。ただし、排卵誘発剤を授与すると、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)が通常より発症しやすくなるという側面もあり、注意が必要です。
また、腹腔鏡による外科的治療という方法もあります。これは腹腔鏡でおなかの中を見ながら卵巣の表面に穴をあけ、排卵しやすくするもので、妊娠率も上がります。多嚢胞性卵巣症候群と診断されている人や疑われている人は、腹腔鏡による治療も選択肢のひとつであることを覚えておきましょう。

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