子宮頚菅粘液法(方法・排卵日)

不妊治療(原因や治療法)

子宮頚菅粘液法

排卵前の頚菅粘液の分泌の変化と、ホルモン、排卵との関係が明らかになったのは1933年以後。粘液の変化によって排卵日を推定し、これを避妊に応用するよう提言したのは、オーストラリアのビリングス博士で1972年以後のことです。
頚菅粘液法の特徴

頚菅粘液の変化で排卵日がわかる

子宮頚管の内側は常に粘液で満たされています。この粘液の量や性質は、ホルモンの働きによって周期的に変化します。頚管粘液法とは、この変化を観察することによって、排卵日を予測する方法です。

頚菅粘液の変化する理由

頚菅粘液の変化黄体期には、子宮頚管部は固く閉じて、内側に糊状の濃厚な粘液がたまっています。これは黄体ホルモンの働きによるもので、外部から細菌が子宮内へ侵入するのを防ぐ効果があります。排卵が近づくと、卵胞ホルモンの量が増加します。卵胞ホルモンは子宮頚管壁の分泌腺から粘液の分泌を促します。それと同時に、粘液の水分含有量を増やすので、頚管粘液は流動性になって量が増えます。また、閉じていた子宮頚管部が開くので、余分な粘液が腟のほうへ流れ出ます。頚管粘液の変化は1~3期に分けられ、排卵は第3期の最終日か翌日に起こります。

頚菅粘液の観察方法

排尿の前と終わった後、ティッシュ・ペーパーで陰部をぬぐうか、指を腟にさし入れて付着したものを観察します。毎晩、その日の粘液の状態について記録します。

子宮頚菅粘液法グラフ図解

第1期
月経が終わった後の3、4日間は腟粘膜が乾いた状態で、粘液はない。
第2期
腟は湿り気をおび、少量の粘液が出る。粘液は不透明で黄色く、粘り気がある。
第3期
腟が濡れて滑りがよい。粘液量は最後の日に最も多くなり(ピーク・デイ)、排卵はこの日か翌日に起こる。

第3期の腟粘液

第3期の腟粘液(指を腟の奥に入れ、突出している子宮外口から流れ出している粘液を指先にとり、親指と人さし指でつまむ。この指をゆっくり離すと、粘液は糸をひき4~15cmくらいにのびる。)

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